●077 少女のまとゐ おとめのまとい 〇しばのむしろにわをえがき

 表題:少女のまとゐ(少女のまどゐ、少女のまとひ)
 読み:おとめのまとい

 収録:(A)共益ボーカル 516 共益商社<未確認> ※少女のまとひ
    (B)新女子音樂教科書 第3編 若狭萬次郎 共益商社 1933(S.8).9.26=初/1936(S.11).9.28=修訂 ◎Copy=(K12) ※少女のまどゐ
    (C)新女子音樂教科書 教授用書 第3編 若狭萬次郎編 共益商社 1938(S.13).8.14=初 ◎Copy=(K57) ※少女のまとゐ 歌詞表はまどゐ

 記譜:(A)(C)女声三部合唱(伴奏付き) ヘ長調 2/4
    (B)女声三部合唱(伴奏なし) ヘ長調 2/4

 インチピット:ミミミ|ミファミレラ|シレファラ|ミ

 曲:本居長世(1885-1945) ※(B)Motoori (C)は本居長豫とある
 詞:犬童球渓

 ※まとゐ(円居)=輪になって座る。まどゐ、団欒。


[詞] ※新女子音樂教科書 3=「少女のまどゐ」より

1.芝の筵(むしろ)に輪をゑがき 笑ひ戯れて樂しげに
  集ふ少女子(をとめご)胡蝶か花か うき世の嵐の吹くはいづこ
  歌につれて踊るさまは 三保の濱邊の舞の姫か
  それは古(いにし)へこれは今 ラララ……

2.日影漏(も)り來ぬ木(こ)の下に 見張る眸(ひとみ)も生々(いきいき)と
  踊る少女子小鳥か花か うき世の荒波寄るはいづこ
  白き裳裾なびくさまは 田子の浦囘(わ)の舞の姫か
  それは古(いにし)へこれは今 ラララ……


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