●124 黒肥地村獻穀田田植歌 くろひじむらけんこくでんたうえうた 〇ここはくろひじみなみをうけて

 表題:黒肥地村獻穀田田植歌[黒肥地村献穀田田植歌]
 読み:くろひじむらけんこくでんたうえうた

 収録:献穀記念帖 1934(S.9)

 記譜:

 インチピット:

 曲:不詳
 詞:犬童球渓? ※1934(S.9)作詞 どこにも記名無し


[詞] ※

  こゝは黒肥地(くろひぢ)南をうけて 御嶽(おたけ)おろしがそよそよと
  今日は御田植揃ひの衣裳 並ぶふすげかさちらちらと
  御饌(みけ)と供(ささ)げる玉苗早苗 稔れ八束穂(やつかほ)ゆらゆらと

  ここは黒肥地南をうけて 御嶽おろしがそよそよと
  今日は粟まき心をこめて 汗がひたひにきらきらと
  御饌と供げる黄金の粟を 稔れ八束穂ゆらゆらと
  王宮神様願ひをかける つづく日和がうらうら

  王宮神様願ひが叶りて みのる八束穂ゆらゆらと
  寄する穂波に友よび交はし をどる雀もちよちよと
  立てた案山子もおん田の守り 風も鳴子をからからと
  今日は刈りあげ 垂り穂の稲を 研いだ利鎌(とがま)にざくざくと

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