●297 夏の木蔭 なつのこかげ 〇きのうのはるにめでしはなは

 表題:夏の木蔭
 読み:なつのこかげ

 収録:音樂新報第1巻4号 音樂新報社 1904(M.37).6 ◎Copy=(Z1) ※詞のみ掲載

 記譜:−

 インチピット:−

 曲:不詳 ※付曲があるか不明
 詞:犬童球渓

 ※2番第1節は「四季」夏の第1節と同じ


[詞] ※音樂新報より

1.昨日(きのふ)の春にめでし花は 何時(いつ)しか散りてあともとめず
  緑の雲は空をとざし 日光(ひかげ)ももらぬ今日(けふ)の青葉

2.青葉をわたる風のひびき 門邊をめぐる水の調べ
  涼しきふしに心ゆくは 我が住むやどの夏の木蔭


(C) Kyukei Kinenkan 2024