●304 夏の夜 なつのよる 〇つきふきいだすゆうべのかぜに

 表題:夏の夜
 読み:なつのよる

 収録:(A)球溪歌集「四季」 犬童信蔵著 音樂教育書出版協會 1936(S.11).11 ◎[A3-1],Copy=[Ka1]

 記譜:単声(伴奏付き) イ長調 3/4

 インチピット:ソド|ミレドラド|ソソド

 曲:キュッケン,フリードリヒ・ヴィルヘルム(Kucken*, Friedrich Wilhelm)(1810-1882)[ドイツ]
 原曲:Gretelein
 詞:犬童球渓 ※1930(S.5)作詞

 ※原曲楽譜あり
  Erk's Deutscher Liederschatz
  Vol.1 Num87


[詞] ※「四季」より

1.月吹き出(い)だす夕(ゆふ)べの風に ひるまの暑さはあとなく消えて
  姉妹(あねいもと)同胞(はらから)つどひ 笑ひ歌ふ端居(はしゐ)樂し
  花の春もいかで夏の夜(よ)あはれ

2.夕立過ぎてみ空を洗ひ なごりの白露葉末に光る
  兄弟(あにおとど)父母ならび 語り更かす端居嬉し
  虫の秋もいかで夏の夜あはれ


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