●360 春を待つ はるをまつ 〇いけのこおりとけねど

 表題:春を待つ
 読み:はるをまつ

 収録:(A)昭和小學唱歌五十曲集 原田彦四郎編 原田彦四郎 1928(S.3).11.5=初 ◎Copy=(K31) ※樂譜はWords by S.Kendo
    (B)球溪歌集「四季」 犬童信蔵著 音樂教育書出版協會 1936(S.11).11 ◎[A3-1],Copy=[Ka1] ※作曲者不詳
    (C)昭和樂譜 68 成樂會 1935(S.10).1.7 ◎Copy=(P96) ※表紙は「春を待つうた」樂譜はWords by S.Kendo
     三選樂譜 18 1927(S.2).12 <未確認>

 記譜:(A)(C)二部合唱(伴奏付き) ハ長調 3/4
    (B)単声(伴奏付き) ハ長調 3/4

 インチピット:ミソレ|ミファソラ|ドラファ|ラソ

 曲:レッケル,ヨゼフ・レオポルト(Rockel*, Joseph Leopold)(1838-1923)[ドイツ]
 詞:犬童球渓 ※1924(T.13)作詞

 ※原曲楽譜あり?
  Erk's Deutscher Liederschatz
  Vol.3 Num94
  ※ただし楽譜は違う!(メトフェッセル)歌詞は同一らしいが3番まである

 ※秋夜(176)と同曲


[詞] ※(B)「四季」より

1.池の氷とけねど 軒の椿はつぼみぬ
  春よ來(きた)れとくとく 來(きた)れ春よとくとく
  花も鳥も汝(な)れを待たむ 長き眠り醒まして
  春よ春よ などて遅き 急げとくとく春よ

2.山のみ雪消えるねど 池の葦は芽ぐみぬ
  春よ來(きた)れ疾(と)くとく 來(きた)れ春よ疾くとく
  我も人も汝れを待たむ 共にお指折りつつ
  春よ春よ などて遅き 急げとくとく春よ春よ


[詞] ※(A)(C)「昭和小學唱歌五十曲集」より

1.池の氷解けねど 軒の椿は蕾みぬ
  春よ來(きた)れとくとく 來(きた)れ春よとくとく
  花も鳥も汝(な)れを待たん 永き眠りめざめて
  春よ春よなどて遅き 急げとくとく春よ

2.山のみ雪消えるねど 池の葦は芽ぐみぬ
  春よ來(きた)れとくとく 來(きた)れ春よとくとく
  吾も人も汝(なれ)を待たん 共にを指折りつつ
  春よ春よなどておそき 急げとくとく春よ春よ


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