●429 森の精 もりのせい 〇おぐらくしげるもりのこかげ

 表題:森の精
 読み:もりのせい

 収録:(A)三選樂譜 25 成樂會 1928(S.3).9 <未確認> ?
    (B)新特撰樂譜 338 成樂會 1934(S.9).10.5 ◎[A2-78] Copy=(P110)

 記譜:三部合唱(伴奏付き) イ長調 4/4

 インチピット:ソ|ドレミレ|ドシド|レミファミレド|レ

 曲:独逸民謡
 編曲:成樂會
 詞:犬童球渓 ※1934(S.9).10作詞

 ※原曲楽譜あり
  Erk's Deutscher Liederschatz
  Vol.1 Num194


[詞] ※(B)新特撰樂譜 338より

1.小暗く茂る森の木かげ 苔生(む)す巌(いは)に獨(ひとり)立てば
  谷間を洗ふ清水(みづ)の流れ 嗚呼嗚呼森の精か美(うるは)し

2.日光(ひかげ)も洩らぬ森の木かげ 落葉を踏みて獨立てば
  梢に高く歌ふ小鳥 嗚呼嗚呼森の精か妙なり

3.あやめも分かぬ森の木かげ 懐(おも)ひを胸に獨立てば
  萬籟(ばんらい)絶えし夜の靜寂 嗚呼嗚呼森の精か怪しき


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