●452 ゆたけき秋 ゆたけきあき 〇こがねさらすおだのいね

 表題:ゆたけき秋
 読み:ゆたけきあき

 収録:(A)女子音樂教科書 巻之2〔改訂版〕 永井幸次,田中銀之助編 大阪開成館 1930(S.5).10=改訂初版/1932(S.7).2=訂正再版 ◎[A3-9],Copy=[Ka9]
    (B)女子音樂教科書教師用 巻之2 永井幸次,田中銀之助編 三木佐助 1911(M.44)<現物未確認>
    (C)童謠唱歌名曲全集 第4巻 田村虎蔵他編 京文社 1931(S.7).1.27=初 ◎Copy=(K34) ※外國曲
    (D)女子音樂教科書 巻之2 永井幸次,田中銀之助編 大阪開成館 1909(M.42)=初版/1912(T.1).11=訂正4版? ◎[A3-14],Copy=(K71)

 記譜:(A)(D)単声(伴奏なし) 変ホ長調 4/4
    (B)(C)単声(伴奏付き) 変ホ長調 4/4

 インチピット:ソ|ソミファソラシ|ドシラソソ|シシシドシラ

 曲:エーベルヴァイン,マックス(Eberwein, Max=Traugott Maximillian)(1775-1831)[ドイツ]
 原曲:Hier sind wir versammelt
 詞:犬童球渓


[詞] ※(A)(D)女子音樂教科書 巻之2より

1.黄金さらす小田の稻 そよぐ風に波たち
  群るゝ雀よろこびて 高く低く歌へり
  空は清く氣はすみて 見るもきくも心地よし
  遠(をち)の杜の社(やしろ)には 旗のかげもなびきて
  たゝく太鼓さわがし

2.雨も風も時を得て 小田にあまる黄金は
  これぞながき苦しみに かちて得たるたまもの
  開けや民のよろこびて 歌ふうたの聲々を
  遠の杜の社には 旗のかげもなびきて
  笛の音もきこゆる

  (C)の1番第3節は 「空は高く氣はすみて……」


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