●(A70) 林正盛頌徳歌 はやしまさもりしょうとくか 〇やたけごころのひとすじに

 表題:林正盛頌徳歌(行進歌)
 読み:はやしまさもりしょうとくか

 収録:

 記譜:

 インチピット:

 曲:犬童信蔵
 詞:犬童信蔵

 ※元来は行進歌となるはずだった


[詞] ※

1.彌猛心(やたけごころ)の一筋に 球磨の流れをきりひらき
  通はす舟に今もなほ 君がいさをを見するかな

2.華胥の眠りを貪りし 夢をさまして人吉の
  文化に富につくしたる 高きいさをし幾ばくぞ

3.開けし御代を言ふ勿れ 利器なき遠き古に
  のみと槌とをひびかせし 君が苦しみ如何なりや

4.三年をたちて漸くに 通す水路のやすやすと
  通う小舟を見たる時 君が喜び如何なりし

5.下す小舟のそらならで 矢を射る如き三百年
  惠あまねき大御代に 其のいさをしは著るく

6.白雲深き九重の 宮居の奥にかよひけん
  贈らせ給ふ御位に ほまれいやます石清水

7.高き峯より見下して 君が御靈は永久に
  球磨の流れを下り上る 百千の舟を譲るなり

8.茂る「林」の下かげに 建てる石碑仰ぎつつ
  高きいさをし諸共に 讃へぬ人やなかるらん


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